なぜか今回は個人という感じがそれほどしませんでした。
それは、この展覧会に関わってくれた方々が森を通じてそれぞれの表現をしていったように
感じるからです。そしてそれらが森の栄養となっていきました。
そもそも森とは混沌とした説明のつかない場所だと思うので
街の中にも田舎にも無駄な物は排除されがちですが
(それは合理的なのかもしれないけれど)
そもそも人間自身が割り切れない存在であるように
その辺りをひきうけてくれる森的なものは常に必要なのだと思います。
これからも作品をつくったりワークショップをすることで
森を少しずつ増やしていければいいなと思います。
最後に
前回「音楽の話をします」といって終わっていたので
森を製作中に思いだした音楽があったのでご紹介します。
ひとつはブライアンイーノの「フォースワールド/ポシブルミュージック」
熱帯雨林やアフリカのジャングルを連想させると同時に生命の起源という言葉が
思い起こされるような音楽です。録音は1980年。
イーノはウインドウズ95の起動音をつくっていたんですね。。。。
もうひとつは
デビットバーンとブライアンイーノの共作で「マイライフ イン ザ ブッシュオブゴースト」
これはもう混沌という言葉がぴったりの作品だと思います。1981年。
同名の「ブッシュオブゴースト」という小説はナイジェリアのエイモス チュツォーラの小説で
大変ですがまさに混沌、異次元世界感なのです。。。。